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『少年、機関車に乗る』主人公の弟アザマットのステッカーをプレゼント!
5作品ご鑑賞の方にはオリジナル☆キラキラ☆ステッカーをお渡しします。

日常の小さな冒険やちょっとした驚きをユーモアですくいとり、中央アジアのおおらかな大地にファンタジックな世界を生みだしたバフティヤル・フドイナザーロフ監督。1991年、ソビエト連邦の解体により母国タジキスタンが独立したその年に、弱冠26歳で軽やかにデビュー。のちに勃発した内戦中も映画を撮り続け、6本の長編映画を遺し49歳の若さで急逝した。フドイナザーロフ作品の人々は、たとえ内戦下にあっても笑い、怒り、恋をし、そして旅に出る。ひたむきで逞しい彼らがおりなす、ゆかいで切ない夢のような物語は、普遍的なきらめきを放ち世界中のファンに愛された。
2015年の急逝以来、久しくその名を聞く機会がなかったが、2022年ヴェネチア国際映画祭で『少年、機関車に乗る』レストア版がプレミア上映されたのを機に欧州有数の映画会社が世界配給権を獲得。世界的にフドイナザーロフの再評価が始まった。中央アジア・タジキスタンが生んだ早世の天才フドイナザーロフ作品群を、世界に先駆け一挙公開!

10月9日(月) 11:00
まつもと市民芸術館小ホール
前売券は下記からお求めになれます
監督:バフティヤル・フドイナザーロフ
出演:チュルパン・ハマートヴァ、モーリッツ・ブライプトロイ、アト・ムハメドシャノフ
1999年/ドイツ・オーストリア・日本合作/110分/カラー/1:1.66/ドルビーSRD
1999年ヴェネツィア国際映画祭正式出品
1999年東京国際映画祭最優秀芸術貢献賞
1999年ナント三大陸映画祭グランプリ、観客賞 他
マムラカットは女優を夢見る17歳の少女。ある月の晩、暗闇から声をかけてきた男の子どもを宿してしまうが、男は忽然と姿を消す。古いしきたりの村で周囲から冷たい仕打ちを受けるなか、マムラカットは父と兄とともに男を探す旅に出る。シャガールの絵画のように美しい村を舞台に、未来を切り開こうとする少女がくり広げる荒唐無稽な極上のファンタジー。マムラカットは「国家」「大地」を意味する言葉。

10月9日(月) 13:30
まつもと市民芸術館小ホール
前売券は下記からお求めになれます
10月14日(土)17:00
エムウイング6階ホール
前売券は下記からお求めになれます
監督:バフティヤル・フドイナザーロフ/出演:チムール・トゥルスーノフ、フィルズ・サブザリエフ
1991年/ソ連/98分/モノクロ
1991年マンハイム国際映画祭グランプリ/1992年トリノ国際映画祭グランプリ
2022年ヴェネツィア国際映画祭ヴェネツィア・クラシックス正式出品 他
数々の国際映画祭でグランプリを受賞したフドイナザーロフ監督26歳のデビュー作。17歳のファルーと7歳のアザマット兄弟は、遠い街で暮らす父に会うために機関車に乗って旅に出る。駅でもないのに運転士の家で止まったかと思えば、トラックとの競争が始まったり、悪ガキが石を投げつけてきたり。列車の旅は予期せぬ出来事の連続だ。機関車は大平原をガタゴトと走り、彼らを父のもとへと運んでいくが…。セピア色の画面にユーモラスな詩情があふれるレール・ロードムーヴィー。

10月14日(土)19:00
エムウイング6階ホール
前売券は下記からお求めになれます
監督:バフティヤル・フドイナザーロフ/脚本:オレク・アントーノフ
出演:アレクサンドル・ヤツェンコ、アルトゥル・ポヴォロツキー、イワン・ココーリン
2003年/ロシア、ウクライナ、ドイツ、フランス/92分/カラー
2003年東京国際映画祭審査員特別賞、優秀芸術貢献賞
黒海を臨む港町に住むシティル、ゲカ、ダンボの3人の少年。彼らは寂れた住宅地からフェリーに乗って富裕層のエリアに足を伸ばし、ショーウィンドーに飾られたGUCCIのスーツに出会う。夢の象徴となったそのスーツを、努力と少しの強引さによって手に入れた3人は、スーツを交代で着て、それぞれの夢をかなえようとする。しかし、スーツを着た彼らの運命は思いがけない方向に進んでいき…。フドイナザーロフが初めてタジキスタンを離れ、クリミア半島を舞台にした作品。

10月15日(日)10:30
エムウイング6階ホール
前売券は下記からお求めになれます
監督:バフティヤル・フドイナザーロフ/出演:パウリ―ナ・ガルヴェス、ダレル・マジダフ
1993年/タジキスタン/96分/カラー
1993年ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞監督賞他
内戦下のタジキスタン、ドゥシャンベでロープウェイの操縦士をするダレルは、父親に賭博のかたにされたモスクワ帰りの都会的な娘ミラに一目ぼれ。恋のかけひきも知らないダレルはひたすらにミラを追いかける。銃声が轟く戦時下にあっても変わらない人々の日々の営みを交えながら、ロープウェイのように行きつ戻りつする二人の恋を、みずみずしく描いたラブ・ストーリー。本作の撮影中に内戦が勃発し、銃撃戦の様子などがすぐさま脚本に取り入れられた。

10月15日(日)12:30
エムウイング6階ホール
前売券は下記からお求めになれます
監督:バフティヤル・フドイナザーロフ
脚本:セルゲイ・アシケナージ
出演:エゴール・ベロエフ、アナスタシア・ミクリチナ、デトレフ・ブック
2012年/ロシア、ベルギー、フランス、カザフスタン、ドイツ、タジキスタン/110分/カラー
フドイナザーロフ最後の作品。船長マラットはアラル海を航海中に大嵐に遭遇し、妻や仲間を失った。心に傷を負った彼はある決意を胸に、今では干上がってしまった海に戻り、荒野に佇む自分の船と対面する。そして船を引きずって水のない海を横断する無謀な旅に出る。贖罪を求め彷徨うマラットはどこに行き着くのか。半世紀で10分の1にまで干上がった、カザフスタンとウズベキスタンにまたがる大湖・アラル海を舞台に、監督の中央アジア人としての思いが投影された壮大な夢の物語。

10月14日(土)13:00
14日の前売券は下記からお求めになれます
10月15日(日)15:00
15日の前売券は下記からお求めになれます
両日:エムウイング6階ホール
監督 大島新
2023年製作/88分/G/日本
配給:東風

1926年11月10日パリ―2023年6月2日テウル=シュル=メール。享年96歳。
高等映画学院(IDHEC)卒業。ジャン・ルノワール『フレンチ・カンカン』の撮影に実習生として参加。その後テレビ局で働きながら、初監督作となる短篇『新学期』(1955)を製作。1958年、トゥール短篇映画祭で上映された短篇第二作『ブルー・ジーンズ』がゴダールに絶賛され、ロジエはゴダールと親交を結ぶことになる。1960年、ゴダールからプロデューサーを紹介され、長篇第一作『アデュー・フィリピーヌ』の撮影を開始。同作は1962年、カンヌ映画祭・国際批評家週間に選出される。続く長篇第二作『オルエットの方へ』(1971、カンヌ映画祭・監督週間で上映)と長篇第三作『トルテュ島の遭難者たち』(1976)では、ロジエ作品の特徴となる夏のヴァカンスを描く。1986年、冬の週末の出会いをコミカルに描いた長篇第四作『メーヌ・オセアン』(1985)でジャン・ヴィゴ賞を受賞。2001年、長篇第五作であり最後の作品となってしまった『フィフィ・マルタンガル』をヴェネチア映画祭に出品。同年パリのポンピドゥー・センターではテレビ作品を含めた大規模なレトロスペクティヴが開催された。
日時作品別 各作品前売券は下記からお求めになれます

アデュー・フィリピーヌ
10月20日(金) 19:00
10月22日(日) 10:00
まつもと市民芸術館小ホール
Adieu Philippine/1962年/フランス=イタリア合作/フランス語/モノクロ/110分/1.66 :1/日本語字幕:寺尾次郎
© 1961 Jacques Rozier
DCP
監督/ジャック・ロジエ
脚本/ジャック・ロジエ、ミシェル・オグロール
撮影監督/ルネ・マトラン
編集/ジャック・ロジエ、モニク・ボノ、クロード・デュラン
音楽/ジャック・ダンジャン、マキシム・ソーリー、ポール・マテイ
製作/ジョルジュ・ド・ボールガール
出演/ジャン=クロード・エミニ(ミシェル・ランベール)、イヴリーヌ・セリ(リリアーヌ)、ステファニア・サバティーニ(ジュリエット)、ヴィットリオ・カプリオーリ(パシャラ)
1960年パリ。アルジェリア戦争のさなか兵役を数か月後に控えた青年ミシェルは、勤務先のテレビ局でリリアーヌとジュリエットという仲の良い二人の娘と出会う。二人は次第にミシェルに惹かれていくが、彼はどちらとも上手くやろうとする。そんな中、仕事でミスをしたミシェルは、兵役前にヴァカンスを楽しもうとテレビ局を辞め、二人に告げぬままコルシカ島へ旅立つ。
アデュー・フィリピーヌと同時上映短編2作品
短編:パパラッツィ(2Kレストア)
短編:バルドー/ゴダール(2Kレストア)
Paparazzi/1963年/フランス/フランス語/モノクロ/22分/1.37 :1/日本語字幕:寺尾次郎、追加訳:高部義之
© 1963 Jacques Rozier
DCP
Le Parti des choses : Bardot/Godard/1963年/フランス/フランス語/モノクロ/10分/1.37 :1/日本語字幕:寺尾次郎
© 1963 Jacques Rozier
DCP
1963年5月、ゴダール『軽蔑』の後半部分を占めるカプリ島での撮影現場を訪れたロジエは、そこで撮影したフッテージをもとに二本の短篇を製作する。
『パパラッツィ』では、ブリジット・バルドーを一目見ようと集まる群衆や、スクープ写真を狙うパパラッツィに焦点をあて、『軽蔑』を外側から捉えようとする。
『バルドー/ゴダール』では、作品の内側からゴダールの撮影美学に迫りながら、ロジエの作家性をも浮かび上がらせている。

10月21日(土) 13:00
まつもと市民芸術館小ホール
Les Naufragés de l’île de la Tortue/1976年/フランス/フランス語/カラー/146分/1.66 :1/日本語字幕:高部義之 © 1974 Jacques Rozier
DCP
監督/ジャック・ロジエ 脚本/ジャック・ロジエ 撮影/コラン・ムニエ 録音/ジャン=フランソワ・シュヴァリエ 音楽/ナナ・ヴァスコンセロス、ドリヴァル・カイミ 編集/ジャック・ロジエ、フランソワーズ・テヴノ 製作総指揮/ジャック・ロジエ 製作管理/ジャック・ポワトルノー
出演/ピエール・リシャール(ジャン=アルチュール・ボナヴァンチュール)、モーリス・リッシュ(太っちょノノ)、ジャック・ヴィルレ(プティ・ノノ)、キャロリーヌ・カルティエ(広報アシスタント)、アラン・サルド(支店長)、ジャン=フランソワ・バルメール(ノッティンガム)、ナナ・ヴァスコンセロス(ミュージシャン)、パトリック・シェネ、ピエール・バルー
パリの旅行代理店に勤めるボナヴァンチュールと同僚の「太っちょノノ」は、ロビンソン・クルーソーの冒険を追体験させる無人島ヴァカンスツアーを企画する。彼らはツアー候補地のカリブ海へ調査に向かうが、空港で「太っちょノノ」が逃げ出し、代わりに弟の「プティ・ノノ」がボナヴァンチュールに同行することになる。現地に着いた二人が無人島を探していると、パリから最初のツアー客がやってくるが、誰もボナヴァンチュールの言うことを聞こうとしない。

10月21日(土) 16:00
まつもと市民芸術館小ホール
Maine Océan/1985年/フランス/フランス語、ポルトガル語、スペイン語、英語/カラー/136分/1.66 :1/日本語字幕:寺尾次郎 © 1986 Jacques Rozier
DCP
監督/ジャック・ロジエ 脚本・台詞/ジャック・ロジエ、リディア・フェルド 撮影監督/アカシオ・ド・アルメイダ 録音/ニコラ・ルフェーブル 編集/ジャック・ロジエ、マルティーヌ・ブラン 音楽/シコ・ブアルキ、フランシス・ハイミ 製作/パウロ・ブランコ
出演/ベルナール・メネズ(検札長)、ルイス・レゴ(検札係)、イヴ・アフォンソ(プチガ)、リディア・フェルド(女弁護士)、ロザ=マリア・ゴメス(デジャニラ)、ペドロ・アルメンダリス・Jr(興行主)、マイク・マーシャル(森の中の弁護士)、ベルナール・デュメーヌ(裁判長)、ジャン=ポール・ボネール(検察官)、ユベール・デジェックス(ピアニスト)、アンヌ・フレデリック
1986年ジャン・ヴィゴ賞
ブラジル人ダンサーのデジャニラは、パリ発の特別列車「メーヌ・オセアン号」に飛び乗るが、検札係に罰金を命じられてしまう。フランス語が分からない彼女だが、たまたま通りがかった弁護士の女性に助けられる。翌日、弁護士に誘われ漁師の裁判に立ち会ったデジャニラは、その漁師が住む大西洋の島で週末を過ごすことにするが、そこに検札係もやって来て……。

10月21日(土) 19:00
まつもと市民芸術館小ホール
Fifi Martingale/2001年/フランス/フランス語/カラー/120分/1.85 :1/日本語字幕:高部義之 © 1997 Jacques Rozier
DCP
監督/ジャック・ロジエ 脚本・台詞/ジャック・ロジエ、リディア・フェルド 撮影/ジャン・クラヴエ、マチュー・ポワロ=デルペク 編集/ジャック・ロジエ、アンヌ=セシール・ベルノー 音楽/ラインハルト・ワグナー 製作/Antinéa 共同製作/CNC、CANAL+
出演/ジャン・ルフェーブル(ガストン)、イヴ・アフォンソ(イヴ)、リディア・フェルド(フィフィ)、マイク・マーシャル(劇作家/演出家)、ルイス・レゴ、フランソワ・シャト、ジャック・プティジャン、ロジェ・トラップ、ジャック・フランソワ、アレクサンドラ・スチュワルト、ジャン=ポール・ボネール
ブールヴァール劇『イースターエッグ』はパリで大ヒット中。この低俗な自作が権威あるモリエール賞を受賞したと知った劇作家は、これを何かの陰謀だと思い込み、上演中の戯曲を改変して「敵」に報復しよう企む。

松本CINEMAセレクト 応援監督
「浜辺のゲーム」の
夏都愛未監督最新作
10月22日(日) 13:00
夏都愛未監督アフタートーク
まつもと市民芸術館小ホール
前売券は下記からお求めになれます
監督 脚本 夏都愛未
プロデューサー
江守徹 杉山晴香
出演 松井玲奈 岡崎紗絵 倉島颯良
2023年製作/115分 配給:S・D・P (C)Saga Saga Film Partners DCP

劇場未公開 韓国から監督を招き
直送上映
11月5日(日) 10:00
まつもと市民芸術館小ホール
オ・ソヨン監督アフタートーク予定
前売券は下記からお求めになれます。
監督:オ・ソヨン監督
出演:リ・シネ カン・フィソン
ヤン・チョナジャ
2022年製作/83分/韓国
原題『 더 한 복 판 으 로 The Hanbok on the Court』
(c)The Ful House
2021年 仁川人権映画祭上映
2022年 済州助成映画祭オープニング作品招待上映
2022年 あいち国際女性映画祭コンペティション部門招待上映

福田村事件
11月4日
まつもと市民芸術館小ホール
①10:00
②12:45
③15:30
④18:30
11月5日
まつもと市民芸術館小ホール
①13:00
11月4日と5日の日時指定前売券は
下記からお求めになれます
11月11日
松本市エムウイング6階ホール
①19:00
11月11日の日時指定前売券は
下記からお求めになれます。
監督 森達也 脚本 佐伯俊道 井上淳一 荒井晴彦 企画 荒井晴彦
出演 井浦新 田中麗奈 永山瑛太 東出昌大 柄本明
2023年製作/136分 配給:太秦

速報決定
11月17日 19:00
松本市エムウイング6階ホール

速報決定
11月18日 上映時間調整中
松本市エムウイング6階ホール

特集
アルノー・デブレシャンとともに Vol,1
11月23日
松本市エムウイング6階ホール
10:00
クリスマス・ストーリー
13:00
私の大嫌いな弟へ
ブラザー&シスター
15:15
そして僕は恋をする
近日上映
ライナー・ベルナー・ファスビンダー傑作選

ジャン・ユスターシュ
映画祭
近日上映
「ママと娼婦」
「ぼくの小さな恋人たち」
「わるい仲間」
「サンタクロースの眼は青い」
徐々に追加していきます。都合により変更の場合あります。ご了承下さい。