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10月19日(土)10:30
エムウイング6階ホール
下記から前売券お求めになれます
監督:木寺一孝。
2024年製作/158分
配給:東風
1992年に福岡県飯塚市で2人の女児が行方不明となり、同県甘木市(現・朝倉市)の山中で他殺体となって発見された飯塚事件。94年に逮捕され、DNA型鑑定などにより犯人とされた久間三千年(くま・みちとし)は死刑判決を受け、08年に刑が執行された。しかし、執行の翌年に冤罪を訴える再審請求がなされ、事件の余波はその後も続いている。本作では飯塚事件に関わった弁護士、警察官、新聞記者がそれぞれの立場から語られる「真実」と「正義」をもとに、この事件の全体像を描きながら、日本という国の司法の姿を浮き彫りにしていく。
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー傑作選2024
37年の短い生涯で40本以上もの作品を手がけたライナー・ヴェルナー・ファスビンダー。過激に挑発的に人間や世界のあり様を描き、現在もフランソワ・オゾンはじめ多くの映画作家に影響を与える希代の天才監督。そんなファスビンダーの傑作3本が劇場公開決定。19世紀ドイツの作家テオドール・フォンターネの小説の映像化で日本初公開となる『エフィ・ブリースト』、ファスビンダー美学の極致とも言える重要作『自由の暴力』(『自由の代償』より改題)、そして実在の女性歌手の半生に迫る大作『リリー・マルレーン 4Kデジタルリマスター版』。社会が生み出したシステムに抗いながらも押しつぶされていく個人の姿。恋人や家族間でさえ生じる抑圧や力関係。それでもなお、求めてやまない絶対的な愛やその先の死──。いずれも40年以上前につくられ、描かれる舞台や背景は異なるものの、浮き彫りとなるテーマは古びることはなく、ファスビンダーの映画は今も<現実>だ。その強烈かつ複雑な魅力に満ちた、珠玉の3作品をぜひ劇場で。
10月18日(金)19:00
10月19日(土)16:00
エムウイング6階ホール
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出演:ライナー・ヴェルナー・
ファスビンダー
ペーター・カテル
カールハインツ・ベーム
©Rainer Werner Fassbinder Foundation
1974年 / 西ドイツ / 123分 / カラー
ファスビンダーが初めて男性同性愛を正面から取り上げた作品。ひとりの資本家の男に夢中になったばかりに、利用されるだけし尽くされる主人公をファスビンダー自身が熱演。資本主義社会の冷酷さを暴きだすと同時に、愛の名のもとに展開される哀しく痛ましい暴力的な関係が、デジタルリマスターされた美しい映像で鮮烈に描かれる。
10月19日(土)13:30
エムウイング6階ホール
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出演:ハンナ・シグラ
ウォルフガング・シェンク
ウリ・ロンメル
©Rainer Werner Fassbinder Foundation
1974年 / 西ドイツ / 140分 / モノクロ /
19世紀後半の家父長制度のなかで、社会や美徳について問い、悩み、そして自らの道にも違和感を抱き続けながら生きたひとりの女性の姿を、デジタルリマスターされた繊細で美しいモノクロ映像で描く。ファスビンダーにとっては後年の『ベルリン・アレクサンダー広場』(80)にならぶ重要な文学映画。ヒロインを演じるのは長年にわたるファスビンダーのミューズ、ハンナ・シグラ。
10月19日(土)18:30
10月20日(日)14:30
エムウイング6階ホール
下記から前売券お求めになれます
主演:ハンナ・シグラ、
ジャンカルロ・ジャンニーニ
メル・ファーラー
© 1980 by ROXY / CIP 1980年 / 120分 / 西ドイツ / カラー
第二次大戦中、敵味方を超えて兵士の心をとらえた名曲“リリー・マルレーン”。その一曲によってスターとなった実在の女性歌手の半生を、絢爛の映像美で描いたメロドラマの傑作。ユダヤ人の恋人との仲を引き裂かれ、ナチスのマスコットと蔑まされながらも、ひたすら愛を貫いてステージに立ち続けるビリーを艶やかに演じるのは『マリア・ブラウンの結婚』(78)のハンナ・シグラ
ユーリー・ノルシュテイン作品集
【上映作品】全8作品 合計85分
①『25日・最初の日』(9分)
②『ケルジェネツの戦い』(10分)
③『キツネとウサギ』(12分)
④『アオサギとツル』(10分)
⑤『霧の中のハリネズミ』(10分)
⑥『話の話』(29分)
⑦【日本未公開】『おやすみなさいこどもたち』OP/ED(3分)
⑧【日本未公開】ロシアの砂糖TVCM 4本(2分)
エムウイング6階ホール
下記から前売券お求めになれます
※注意 大学生以下500円。他は通常料金
ユーリー・ノルシュテイン
10月20日(日)12:30
エムウイング6階ホール
代表作である「霧の中のハリネズミ」などで知られ、日本でも広く愛されるロシアのアニメーション作家、ユーリー・ノルシュテイン。ロシアによるウクライナ侵攻開始から1年後の2023年にノルシュテインにインタビューを行い、その内容をまとめた作品。
監督 才谷遼
2024年製作/90分/日本
配給:Morc阿佐ヶ谷
前売券お求めになれます
※注意 大学生以下は当日800円。他は通常料金。
10月25日(金) 19:30
10月26日(土) 10:30
まつもと市民芸術館小ホール
前売券は下記からお求めになれます
監督 グー・シャオガン
出演 ウー・レイ ジアン・チンチン
2023年製作/115分/G/中国
配給:ムヴィオラ、面白映画
釈迦の十大弟子のひとり・目連が地獄に堕ちた母を救う仏教故事「目連救母」(日本でお盆の言われの元になった『盂蘭盆経』)に着想を得て撮りあげた長編第2作。最高峰の中国茶・龍井茶の生産地である西湖のほとりに暮らす母タイホアと息子ムーリエン。ムーリエンの父は10年前に行方不明になっており、タイホアが茶摘みの仕事をしながら、ひとりで息子を育て上げた。ムーリエンは早く仕事を見つけて母を安心させたいと考えるも上手くいかない。一方のタイホアも茶畑の主人チェンと懇意になるが、そのことでチェンの母の怒りを買い、茶畑を追い出されてしまう。やがてタイホアは友人の誘いで違法ビジネスにのめり込んでいき、ムーリエンはそんな母を救うため、ある決断をする。
奥野瑛太さん
祝 松本CINEMAセレクト再登壇
SR サイタマノラッパー
ロードサイドの逃亡者
10月26日(土) 16:00
まつもと市民芸術館小ホール
監督入江悠
出演 奥野瑛太 駒木根隆介
水澤紳吾
2012年製作/110分/日本
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
(C)2012「SR3」製作委員会
当日券のみ
一般1000円均一
学生 500円均一
奥野瑛太さん 1986年生まれ。 北海道苫小牧市出身。
2012年の『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』で映画初主演の時に松本CINEMAセレクトにゲスト登壇。自ら松本市内でチラシを配布をしてくれました。連続テレビ小説『エール』をはじめ数々のドラマ、映画に出演。エミー賞受賞で話題となった『SHOGUN 将軍』真田広之(吉井虎永)の異母弟・佐伯信辰を演じ注目を集めました。
10月26日(土)
①13:00
②19:00
まつもと市民芸術館小ホール
アフタートーク 奥野瑛太さん
下記から前売券お求めになれます
監督 山城達郎
プロデューサー
田尻裕司 坂本礼 いまおかしんじ
出演 奥野瑛太 芦原優愛
下元史朗 影山祐子
2023年製作/105分
配給:インターフィルム (C)冒険王/山城達郎
社会に馴染めない兄と、未来を諦めた父。そして、家にしばられる妹。そんな三人が踏み出す小さな一歩を描く。ある日突然、平穏な日常を一変させた東日本大震災。地震と津波だけでなく、原発事故により多くの人が家や仕事を失い、福島の地を去っていった。これはその3年後、深い傷跡の残る福島で、余波の中を生きるある家族の物語――。
全国公開前特別先行上映
11月1日(金) 19:00
まつもと市民芸術館小ホール
アフタートーク岩屋拓郎監督
下記より前売券お求めになれます。
監督岩屋拓郎
清水尋也 高杉真宙 伊藤万理華
2024年製作/R15+/日本
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
幼なじみで青春時代をともに過ごした富井ヒロトと金森は、ある事件をきっかけに別々の人生を歩むことに。数年後、暴力団・菅原組の構成員となった富井は組長に認められて組織で頭角を現し、いつしかそこが彼の居場所となっていた。一方、金森は荒くれ者たちが集まる犯罪組織でケンカや裏家業に明け暮れており、菅原組もうかつに手を出せないほどの異名をとどろかせていた。かつて親友だった富井と金森は、一触即発の敵対関係となってしまう
11月4日(祝)10:30
エムウイング6階ホール
アフタートーク 村上浩康監督
監督 村上浩康
(「東京干潟」「蟹の惑星」)
2024年製作/95分/日本
配給:リガード
(C)EIGA no MURA
「うちに帰りたい」。末期癌で入退院を繰り返していた父の言葉で、母は家での看取りを決意した。介護ベッドを置き、ヘルパーさんや訪問看護師さんが出入りする自宅で始まった父と母の新しい生活。ベッドから動けない父は何かと世話を焼く母に「ありがとう」と口にするようになり、母はできる限り父の近くで時間を過ごすようになった。少しずつ食事が摂れなくなり、痩せ、目を瞑る時間が増えていく父。持病の悪化で自身の健康にも不安を抱えることになった母。ヘルパーさんたちは毎日父の元を訪れ、丁寧にケアを行い、時に母の相談相手にもなってくれている。閉じていく命の前で広がっていく人と人のつながり。生と死のあわいに訪れる、夢のようなひととき。
11月4日(祝)13:30
エムウイング6階ホール
監督 フー・ティエンユー
出演 ルー・シャオフェン
フー・モンボー
チェン・ボーリン
2023年製作/106分/台湾
配給:ザジフィルムズ、
オリオフィルムズ
台湾の俊英フー・ティエンユー監督が、自身の母親をモデルに書き上げたシナリオを元に、台中にある実家の理髪店で撮影を敢行、3年の月日をかけて完成させました。全編を通じて柔らかなノスタルジーを感じさせながらも、家族間に波立つ感情や、“老い”を受け入ていく心情、新たな希望を見出す道程を、リアルで現代的な視点を交えながら繊細に描き出します。プロデュースは、エドワード・ヤン監督『ヤンヤン 夏の想い出』(00)への主演や、ホウ・シャオシェン監督『悲情城市』(89)、『恋恋風塵』(87)の共同脚本で知られる台湾ニューシネマの重鎮ウー・ニェンチェンが担当。
11月8日(金) 19:30
まつもと市民芸術館小ホール
監督・脚本:福岡佐和子が
出演:堀春菜 はまださつき
アフタートーク
映像制作ユニット「しどろもどリ」
福岡佐和子さん はまださつきさん
2024年製作/64分/日本
配給:イハフィルムズ
(C)スミコ22
映像制作ユニット「しどろもどリ」の福岡佐和子が監督・脚本を手がけ、自身の経験を基に20代の等身大の葛藤をユーモラスにつづったドラマ。
22歳の静岡スミコは、自分の感覚がいつの間にか曖昧なものになってしまったことに気づく。それ以来、彼女は自分自身と会話しながら日々を過ごすように。実家の猫が自分にとってとても大事なこと、なじめない空間になじもうと頑張った後は美味しいチョコを食べる必要があること、白いスキニーを履いてパンツが透けている人が気になること。二日酔いの時に昨日のことを思い出そうとすると、思い出す必要のないところまで思い出してしまう。大学卒業後に就職した会社を4カ月で辞めたスミコは、新しい生活のなかで、自分がたしかに思っていることを確認しながら過ごしていく。
11月15日(金) 19:15
まつもと市民芸術館小ホール
監督 イリヤ・ポボロツキー
出演 マリア・ルキャノバ
ジェラ・チタバ
2023年製作/119分/ロシア
配給:TWENTY FIRST CITY
ロシア南⻄部の辺境、乾いた風が吹きつけるコーカサスの険しい山道。無愛想な目をした16歳の娘と寡黙な父親。二人は移動映画館で野外上映をし、ポルノ映画の海賊版DVDを若者に密売しながら、錆びた赤いバンで北に向かって旅をしている。母親の不在が二人の緊張した関係に影を落とし、車内には重苦しい沈黙が漂っている。延々と続く荒涼とした風景と、そこで生きる人々との束の間の出会い。やがて辿り着くのは世界の果てのような荒廃した海辺の町。 娘は先の見えない放浪生活から抜け出すためにある行動に出るが…
2023年のカンヌ国際映画祭で上映された唯一のロシア映画として大きな反響を呼んだ本作。ソ連崩壊後から時間が止まったようなロシア辺境の停滞と不穏を背景に、思春期の不安を抱える少女の成⻑を追ったロードムービーである。 東欧の⺠話をもとにドキュメンタリー出身のロシアの俊英イリヤ・ポヴォロツキーが監督した。この映画が撮影されたのはロシアによるウクライナへの軍事侵攻が本格化する少し前の2021年秋。直接的な描写はないが、映像の至る所に政治的な雲行きの悪さが感じられる。母親も友人もいない。自分を守る家も法もない。生ぬるい共感や哀れみに一切なびくことなく、彼女はただやり場のない感情を沸々と溜め込んでいく。剥き出しのロシアの大地を舞台にした小さくも揺るぎない抵抗の軌跡は、私たちにあっけないほど美しい余韻を残すだろう。
11月17日(日)10:30
エムウイング6階ホール
監督 モハメッド・サワフ
マイケル・ウィンターボトム
日本語版ナレーション 坂本美雨
2022年製作/84分/イギリス
配給:アップリンク
(C)Revolution Films 2022
パレスチナ人監督モハメッド・サワフとイギリスの名匠マイケル・ウィンターボトムが共同監督を務め、空爆で亡くなったパレスチナの子どもたちを追悼したドキュメンタリー。2021年5月、イスラエル軍がパレスチナのガザ地区に行った空爆により、11日間で少なくとも67人の子どもたちが命を落とした。イギリスでそのニュースを見たマイケル・ウィンターボトム監督は、若い犠牲者たちを追悼する映画を製作することを決意。パレスチナ人の映画監督モハメッド・サワフと協力し、攻撃からわずか1カ月後に撮影を開始した。
上映終了後、配給会社と清算したのちに収入の全額を今回も
NPOパレスチナこどもキャンペーンに寄付させていただきます。
11月17日(日)13:00
エムウイング6階ホール
アフタートーク 五十嵐耕平監督
監督:五十嵐耕平
プロデューサー:ダミアン・マニベル
出演:佐野弘樹 宮田佳典 山本奈衣瑠
2024年製作/94分
日本・フランス合作
配給:コピアポア・フィルム
(C)2024 NOBO/MLD Films/Incline/High Endz
2023年8月19日、伊豆にある海辺のリゾートホテルを訪れた幼なじみの佐野と宮田。そのホテルはまもなく閉館することになっており、アンをはじめとしたベトナム人の従業員たちは、ひと足早く退職日を迎えようとしている。佐野は、5年前にここで出会って恋に落ち、結婚した妻の凪を最近亡くしたばかり。妻との思い出に固執し、自暴自棄になる佐野の様子を見かねた宮田は、友人として助言をするものの、その言葉は佐野には届かない。2人は少ない言葉を交わしながら思い出の場所を巡り、5年前に凪が失くした赤い帽子を探すが……。
4Kレストア完全版 BD上映
初公開以来30年ぶりに
松本CINEMAセレクトに帰ってきた。
11月22日(金)19:00
エムウイング6階ホール
監督 チアン・ウェン
出演 シア・ユイ ニン・チン
1994年/140分/中国・香港合作
配給:Diggin’
「鬼が来た!」などでも知られるチアン・ウェン監督が1994年に発表した監督デビュー作「太陽の少年」に、オリジナル版では失われていた約10分のシーンを追加した完全版。1970年代の文化大革命下の北京を舞台に、少年のひと夏の恋をノスタルジックに描いた青春ドラマの名作。
1970年代、文化大革命下の北京。国策の下放運動によって青年層の大人たちは農村に送り込まれており、町は中学生のシャオチュンと幼なじみの悪友たちの天下だった。大手を振って町を歩き回る彼らは、大人が不在の家に合鍵を作って忍び込んだりしていた。ある日、シャオチュンは忍び込んだ家で水着の少女の写真を見つける。その少女が仲間たちの間で話題になっているミーランだとわかると、シャオチュンはミーランを探し出し、暇があれば2人で会うようになっていく。だが、ミーランを仲間たちに紹介すると、シャオチュンの兄貴分のイクーがミーランと接近するようになり、シャオチュンの心をざわつかせる。
12月13日(金) 19:00
まつもと市民芸術館小ホール
アフタートーク
太田達成監督
小川あんさん
加納土さん
監督 脚本 太田達成
助監 清原惟
出演 小川あん 加納土 稲垣創太
2022年製作/104分/日本
配給:inasato (C)inasato
意味や目的から軽やかに抜けだす「現代のヴァカンス映画」「途方もない無意味さに、なぜか心震えて」友人との旅行で石拾いをした経験に触発されてシナリオを書きはじめた太田監督が、配給・公開の計画も立てぬまま、心から信頼する少人数のスタッフ・キャストと共につくりあげた映画『石がある』。川で出会った二人が束の間の時をすごす素朴な筋書きながら、心情のなびきや偶然性の豊かさを見事に捉えた本作は世界10以上の国際映画祭から招待された。さらに、ゴダール、トリュフォーらを生んだ仏映画誌『カイエ・デュ・シネマ』では日本映画として異例のレビュー枠を獲得したほか、韓国の映画誌『FILO』では20ページ以上の特集が掲載。世界中の映画ファンからラブコールを浴びた。作品全体を貫く予感に満ちた間合いは絶えず意識を引きつけ、いつしか観客を澄んだ水辺へと運びだす
12月15日(日)10:30
エムウイング6階ホール
監督 笠井千晶
出演 袴田巖 袴田秀子
2024年製作/159分/日本
配給:太秦
(C)Rain field Production
死刑囚が再審開始決定と同時に釈放されるという前代未聞の事態が劇的に報道されるなか、22年間にわたって袴田さんを追い続ける笠井千晶監督が、その舞台裏を記録。カメラは半世紀近く引き裂かれていた袴田さんと姉・秀子さんの2人の生活をとらえ、対話を重ね、袴田さんの心の内面深くに迫る。
12月27日(金) 時間調整中
まつもと市民芸術館小ホール
監督・脚本:空 音央
出演:栗原颯人 日高由起刀
2024/日本・アメリカ/DCP/113分
配給:ビターズ・エンド
© 2024 Music Research Club LLC
決して遠くないXX年後の日本。多種多様な人々が当たり前に暮らすようになっている一方で、社会には無関心が蔓延し、むやみやたらに権力が振りかざされている。それはまさに今の世の中と地続きであり、あまりにもリアリティのある未来だ。そんな世界で当たり前だった“友達”という存在が揺らいでいくさまを、環境音やテクノなどが織り交った独特なサウンドと、圧倒的にエモーショナルな映像美で見事に表現。脈々と受け継がれる青春映画の系譜でありながらも、これまでに見たことのない切り口で“友情の危うさ”を描いた青春映画の新たなる金字塔が誕生した。
12月28日(土) 時間調整中
まつもと市民芸術館小ホール
監督:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
出演:デニズ・ジェリオウル
メルヴェ・ディズダル
2023/トルコ・フランス・
ドイツ/198分/DCP
配給:ビターズ・エンド
(c)2023 NBC FILM/ MEMENTO PRODUCTION/ KOMPLIZEN FILM/ SECOND LAND / FILM I VÄST / ARTE FRANCE CINÉMA/ BAYERISCHER RUNDFUNK / TRT SİNEMA / PLAYTIME
本作『二つの季節しかない村』でディズダルにトルコ人初のカンヌ国際映画祭最優秀女優賞受賞をもたらした。音さえ吸い込んでいく雪深い景色の圧巻の美しさと、標高2150mにある世界遺産ネムルトダーの夏の雄大さ。対照的に、その中で生きる人間の悲しいほどの卑小さ。ヌリ・ビルゲ・ジェイランは、この圧倒的な広がりを見せる自然の大きさと、自我に縛られた人間の小ささを大胆に対比させる。息もつかせぬ言い合い、ちょっとした目線に現れる小さな感情の動き。これまでの作品同様、ドストエフスキー、チェーホフ、イプセンと言った世界の文豪作品に加え、太宰治らの私小説を思わせる、繊細な人間感情の機微を圧倒的な演出力で描き出す。劇中、主人公サメットによる撮影として提示される数々の写真は、ジェイラン監督自身が撮影したもの。村を斜めに見続けるサメットの目線を体感することになる。
「お引越し」4Kリマスター版
「夏の庭 The Friends」4Kリマスター版
3月1日(土) 2日(日) まつもと市民芸術館小ホール
※DCP 2Kにて上映
(C)1993/2023讀賣テレビ放送株式会社
(C)1994/2024讀賣テレビ放送株式会社(C)1992湯本香樹実/新潮社
3月2日(日) 時間調整中
まつもと市民芸術館小ホール
監督:パオ・チョニン・ドルジ
出演: タンディン・ワンチュック
2023年製作/112分/ブータン・フランス・アメリカ・台湾合作
配給:ザジフィルムズ、マクザム
(C)2023 Dangphu Dingphu: A 3 Pigs Production & Journey to the East Films Ltd. All rights reservedZ
徐々に追加していきます。都合により変更の場合あります。ご了承下さい。